HIVの倫理的課題に関する研究と医療従事者等へのHIV陽性者の診療の手引きの作成
大北全俊
研究目的
先行研究で構築した国内外の文献調査、および国内報道記事に関する社会学的調査結果をアップデートし、国内の医療従事者調査等も加え、倫理的課題を明確にする。
期待される効果
HIV/AIDSに関する倫理的議論および国内報道記事の精査等により国内の倫理的課題の明確化と実証性も担保された倫理的対応の提言。医療従事者等へのHIV陽性者の診療の手引き作成。
研究計画・方法
Pubmed等データベースを用いたU=U等の倫理的議論の調査および国内報道記事に関するKH Coderを用いた社会学的調査を継続し、歴史的経緯を踏まえた倫理的課題の明確化を試みる。これまでの知見をもとに国内の医療従事者等を対象としたHIV/AIDSの倫理的課題に関する社会学的調査を実施し、手引き等の倫理的対応の提示に資するよう現状把握を試みる。初年度に調査を実施し、その分析については次年度以降を予定する。